ウインカーLED化の抵抗値計算方法パート3【4種類のLEDウインカーの考察あり】

車関係
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パート1ではフロントのみ、もしくはリアのみの左右のウインカーをLED化する場合の抵抗値計算を紹介してきました。

そしてパート2ではフロントもリアも全てのウインカーをLED化する場合の計算をしましたね。

そしていよいよシリーズ最後となるパート3では、有名大手メーカー4社のLEDウインカーと抵抗を分析し、ハイフラにならないためにはどのLEDウインカーにどの抵抗を使えば良いのかをまとめました!

パート1、パート2では長々と細かい計算をしていて、結局このLEDウインカーにはどの抵抗を使えば良いの?と思ったはず。

パート2の中で、「結論としてLEDウインカーと同じメーカーの抵抗をLEDウインカーと同じ個数使うのが望ましい。」なんて書いていて、その通りなんですが、

組み合わせを工夫すると、ハイフラを防ぎながら消費電力も抑えられる場合があるんですよね。

このパート3では、ただハイフラを防ぐのみではなく、少し踏み込んだ内容になっています!

ですが、「細かいことは良いから、ハイフラにならないLEDウインカーと抵抗の組み合わせを教えてくれ!」って人にもちゃんと参考になるはずですよ♪

各社LEDウインカーと抵抗のスペックまとめ

PIAACAR MATEIPFPHILIPS
LEDウインカーの
消費電力
2W4.2W6.5W5.5W
抵抗の抵抗値10Ω11Ω

消費電力はPIAAのウインカーが際立って少ないんですが、結局抵抗を入れて消費電力を増やすのであんまり意味ないです。笑

リレーを交換してハイフラ対策する場合のみ、消費電力の少なさの意味が出てきますね。

ハイフラ対策の3パターンは、【ハイフラ対策】ウインカーのLED化3パターン【抵抗・リレー交換・キャンセラー内蔵】を参照してください。

フロントだけ、もしくはリアだけのウインカー左右の2つLED化する場合

この場合、左右のどちらか片側だけ見れば使うLEDウインカーは1つです。したがって使う抵抗も1つになります。

基本的には、LEDウインカーと同じメーカーの抵抗を使えば問題ないんですが、せっかくなので踏み込んで分析してみましょう。

各LEDウインカーの適正な抵抗値

細かい計算内容はパート1で説明していますので、ここでは結果のみ。

LEDウインカーPIAA(2W)CAR MATE(4.2W)IPF(6.5W)PHILIPS(5.5W)
適正な抵抗値7.5~10.3Ω8.5~11.6Ω10~13.5Ω9.3~12.7Ω

この抵抗値の範囲より大きい抵抗値の抵抗を使うと、消費電力不足でハイフラになる可能性が出てきます。

逆にこの抵抗値より小さい抵抗値の場合はハイフラにはならないんですが、消費電力が多くなります。

PIAAのLEDウインカー(2W)にPIAAの抵抗(6Ω)を使う場合は、少し消費電力が大きめになるということですね。

ただの推測ですが、PIAAのLEDウインカーは2Wと消費電力がかなり少ないので、なんらかの理由で電圧か電流が弱くなった時にハイフラになるかもしれません。

なので余裕を持って少し低めの抵抗値に設定しているのではないかな?と思っています。

消費電力は過度に多すぎなければ特に問題はないですが、バッテリーには少しずつ負担を与えてしまうので、ウインカー1つあたりは純正と同程度の21Wを目安にすると良いと思います。

各LEDウインカーの抵抗適合表

上記の適正な抵抗値を踏まえた適合表がこちら。

↓抵抗:LED→PIAA(2W)CAR MATE(4.2W)IPF(6.5W)PHILIPS(5.5W)
PIAA(6Ω)
CAR MATE(9Ω)
IPF(10Ω)
PHILIPS(11Ω)

IPFの抵抗(10Ω)なら、どのLEDウインカーに対しても適合するという結果に!

迷ったらとりあえずIPFの抵抗を使えば良いと思います。笑

PIAAのLEDウインカーにPIAAの抵抗の△は、私の計算上では訂正な抵抗値の範囲外なんですが、メーカーが専用設計で作っているわけで問題があるとは思えません。

なので当然適合〇なんですが、個人的には疑問がつきまとうので△とさせていただきました。

消費電力の比較

↓抵抗:LED→PIAA(2W)CAR MATE(4.2W)IPF(6.5W)PHILIPS(5.5W)
PIAA(6Ω)26~34.6W
CAR MATE(9Ω)17.9~23.7W22.1~25.9W
IPF(10Ω)16.4~21.6W18.6~23.8W21.1~26.1W19.9~25.1W
PHILIPS(11Ω)17.2~21.9W19.5~24.2W18.5~23.2W

この表は、LEDウインカー1つあたりの消費電力と抵抗1つあたりの消費電力の合計で計算しています。

また低い方の消費電力は電圧が12Vの時、高い方の消費電力は14Vの時のものです。

みなさん覚えてますでしょうか?車の電圧はエンジンがかかっている時、バッテリーからの電圧に加えて、発電している分の電圧も上乗せされて基本の12Vよりも高くなっています。

電圧が高い時は14V程度になるんですが、上の表で高い方の消費電力が実際に走行中の消費電力に近いということになりますね。

ところで、ハロゲンウインカーは1つあたり21Wの消費電力でしたね?

この21Wを大きく下回るとハイフラになる。21Wを超えるとハイフラにはならないけど、消費電力が純正より多くなるということです。

上の表を見ると、PIAAのLEDウインカーにIPFの抵抗を使った場合、消費電力は16.4~21.6Wですが、12Vの時の16.4Wは少し低すぎるのかな?なんて思いますね。

21Wからどれくらい低くなるとハイフラになるのかは具体的にわかりませんし、車種やバッテリーによって変動すると思われます。

ただ実際に走行中は電圧は14V近くになり、この例でいえば21.6Wの消費電力で問題ないはず。

このあたりの調整が難しいんですが、それぞれ自己責任で選んでくださいね。

適正な抵抗値の抵抗を付けた時点で問題になることはないとは思いますが。

重要なことをここにサラッと書きます。

ハイフラの定義はなにか?と言われると困りますが、車検に通るためのウインカーの基準はあります。

それは1分間に60~120回の点滅であること。

つまり点滅が速すぎるハイフラはもちろん、遅すぎるのもダメなんです。

そして点滅の速度は消費電力に依存します。消費電力が低いとハイフラになる。ということはつまり、消費電力が低くなるにつれて徐々に無段階で点滅が速くなっていくということです。

その点滅の速さが1分間で60回よりも少なくなった時にハイフラになったと言えるでしょう。

逆に消費電力が多すぎて点滅が遅くなって、1分間で120回を超えるのもアウトです。

なので極力、21Wという数値に近づけるのが重要になります。

前後のウインカー4ヶ所全てをLED化する場合

フロントとリアの4ヶ所のウインカーを全て同じLEDウインカーにする場合は、フロントだけ、もしくはリアだけのウインカー左右の2つLED化する場合と同じ考え方で選べば良いです。

例えば、4ヶ所のウインカー全てIPFのLEDウインカーにするなら、IPFの抵抗4つ、もしくはPHILIPSの抵抗4つを準備すればオーケーです。

この章で分析していくのは、前後で違うLEDウインカーを使う場合です。

この場合、合成抵抗値という概念が出てくるので少し複雑でしたね?

詳しい計算内容はパート2で説明しているので、今日がある人はパート2を読んでみてください。

前後で違うLEDウインカーを使う場合

このパターンでは、それぞれのLEDウインカーの組み合わせの時に必要な合成抵抗値のデータとぞれぞれの抵抗を組み合わせ時の合成抵抗値のデータ見比べる必要があります。

なので、先にその2つの表をお見せします。

①LEDウインカー2つの組み合わせごとの適正な抵抗値

適正抵抗値PIAA(2W)CAR MATE(4.2W)IPF(6.5W)PHILIPS(5.5W)
PIAA(2W)4.0~5.4Ω4.3~5.8Ω4.1~5.6Ω
CAR MATE(4.2W)4.0~5.4Ω4.6~6.2Ω4.4~6.0Ω
IPF(6.5W)4.3~5.8Ω4.6~6.2Ω4.8~6.5Ω
PHILIPS(5.5W)4.1~5.6Ω4.4~6.0Ω4.8~6.5Ω

②抵抗を2種類組み合わせた場合の合成抵抗値

合成抵抗値PIAA(6Ω)CAR MATE(9Ω)IPF(10Ω)PHILIPS(11Ω)
PIAA(6Ω)3.6Ω3.75Ω3.88Ω
CAR MATE(9Ω)3.6Ω4.5Ω4.73Ω4.95Ω
IPF(10Ω)3.75Ω4.73Ω5.23Ω
PHILIPS(11Ω)3.88Ω4.95Ω5.23Ω5.5Ω

仮に、PIAAのLEDウインカーとPHILIPSのLEDウインカーを使いたいとしましょう。

まず①の表を見ると、この場合の適正な抵抗値は4.1~5.6Ωですね?

この抵抗値は仮に抵抗値1つで2つのLEDウインカーを使う場合の値です。

計算上は1つの抵抗で足りるんですが個人的にそれはおすすめしていなくて、1つのLEDウインカーに対して1つの抵抗をつけるようにしています。

なぜなら、2つの抵抗が消費する分の電力を1つの抵抗で消費することになるので、負担が大きく壊れやすくなるかもしれません。

また1つの抵抗に消費電力が集中すると、その抵抗が非常に高温になりますので設置している場所の周辺にも影響を与えかねないですよ。

なので②の表を見て、どの2つの抵抗の組み合わせが良いのかを調べましょう。

4.1~5.6Ωの適正な抵抗値の範囲内にあるのは、

  • CAR MATEの抵抗2つ
  • CAR MATE と IPF の抵抗
  • CAR MATE と PHILIPSの抵抗
  • IPFの抵抗2つ
  • IPF と PHILIPSの抵抗
  • PHILIPSの抵抗2つ

この6パターンの中から選べば良いということです。

2つの抵抗を組み合わせる場合はけっこう自由度が高いですね。笑

また、抵抗を2つ組み合わせた場合の消費電力も計算してみました。

消費電力PIAA(6Ω)CAR MATE(9Ω)IPF(10Ω)PHILIPS(11Ω)
PIAA(6Ω)48~65.2W39.9~54.3W38.4~52.2W37.0~50.4W
CAR MATE(9Ω)39.9~54.3W31.9~43.5W30.3~41.3W29.0~39.4W
IPF(10Ω)38.4~52.2W30.3~41.3W28.8~39.2W27.4~37.3W
PHILIPS(11Ω)37.0~50.4W29.0~39.4W27.4~37.3W26.1~35.5W

この消費電力はLEDウインカーの消費電力は含まれていません。

LEDウインカーの消費電力を足すことで、トータルの消費電力がわかります。

例えば、PIAA(2W)とPHILIPS(5.5W)のLEDウインカーに、PHILIPSの抵抗(11Ω)2つを組み合わせた場合のトータル消費電力は、

(2W + 5.5W) + 26.1W = 33.6W

(2W + 5.5W) + 35.5W = 43W

よって33.6~43Wになります。

これを結果を見ると、電圧が12Vの時の消費電力が目安の42Wよりもけっこう低くてなんとなく不安ですよね….。

そこでこちらも計算してみます。PIAA(2W)とPHILIPS(5.5W)のLEDウインカーに、CAR MATEの抵抗(11Ω)2つを組み合わせた場合のトータル消費電力は、

(2W + 5.5W) + 31.9W = 39.4W

(2W + 5.5W) + 43.5W = 51W

よって39.4~51Wになります。

これなら電圧が12Vの時もハイフラの心配はなさそうですね!

けど、実際に近い14Vの場合の消費電力は51Wで、ハロゲンウインカー2つの42Wよりも多いですね…。

なので、CAR MATEの抵抗2つパターンとPHILIPSの抵抗2つパターンの間くらいの合成抵抗値の組み合わせにするのが良いかもしれません。

ここらへんは使う人の考え方次第だと思いますよ!

絶対ハイフラになりたくない人は抵抗値を低めで設定すれば良いし、消費電力を少なめにしたい人は抵抗値を高めに設定することになります。

まとめ

最後まで見ていただきありがとうございます。

まとめとして、ここまで調べて感じたことは、

結局、LEDウインカーに抵抗を取り付ける場合は省電力にはならない!

と言うことです。笑

合成抵抗値が高めのPHILIPSの抵抗2つパターンでも、14Vの時は43Wの消費電力で純正状態よりも多いです。

けどハイフラを気にするとどうしても抵抗値は若干低めの方が良いでしょう。

なので、私の結論としては、

LEDウインカーと抵抗のパターンは省電力にはならず、むしろ消費電力は増える。だからそこらへんのデメリットを理解した上でカッコ良さを選んで、LEDウインカーを導入することになる。

です。

消費電力が増えるとバッテリーに負担がかかりやすいとか、発電するために燃費が悪くなるとかが考えられます。

が、そんなことは気にしないでカッコいいLEDウインカーにしたい!

もしくは、それは理解した上でLED化するというのが一番良いと思います。

正直、燃費への影響もわずかだと思うし、バッテリーへの負担と言っても定期交換する部品だから多少負担かかっても良いんじゃないかなぁなんて。

私はデメリットは全く気にしない派です!

バッテリーも純正よりパワーアップさせてますから!

ウインカーLED化の抵抗値計算方法【4種類のLEDウインカーの考察あり】のシリーズでは4種類のLEDウインカーが登場しました。

それぞれのLEDウインカーごとの特徴や選ぶ時のポイントなんかも別の記事でまとめようと思っています。