【BND】守りの米国債券ETFの特徴

米国株
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今回は米国債券もののETFであるBNDの特徴を深堀して紹介していきます。

私のポートフォリオの比率

株式:債券 = 50:50 ~ 75:25

の中で、債券部分の中核となるETFです。

比較的安全と言われる金融商品である債券に投資して、ポートフォリオの耐性作りに利用できると思います。

基本情報

運用会社: バンガード
純資産総額:475.3億ドル (2019.11.30)
信託報酬: 0.04%
配当利回り: 2.72%
配当スケジュール: 毎月
組入銘柄数: 9,021銘柄
 ※配当利回りは直近1年の配当合計額から計算

米国債券ETFでは定番であり、最安水準の信託報酬0.04%です。

構成銘柄

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND) より引用

格付別構成比率ですが、その全てが投資適格債であるBbb以上の信用がある債券に投資しています。

投資適格債:デフォルトのリスクが低い、信用力が高い債券のこと。格付け会社が評価して、Aaa~Bbbの4段階については投資適格債と呼ばれています。


債券として安全性が高いものにしか投資していません。債券には安全性を求めていますので、高い格付の債券にしか投資していないのは魅力的に感じます。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND) より引用

発行体別構成比率を見てみると、およそ70%が米国政府および政府機関債やソブリン債であり、26%程度は社債に投資している様です。

抜群の信頼度がある米国債が100%というわけではありませんが、社債も全て投資適格債ですので気にするところではないと思います。

発行体別構成を見ても安全性を確認できます。

債券価格の変動要因

株価も同様、債券価格変動要因はたくさんありますが、その中の主な3つとして、
・発行体の信用リスク
・好不況(株価上昇・下落)
・米国の政策金利
が挙げられます。

BNDの発行体の信用リスクについては前述した通り、リスクは低いと言えますので無視します。

好不況についてですが、一般的に、好況でマーケットはリスクオン!という投資環境においては、普通債券は売られて株が買われるという状況になります。
逆に不況で企業業績が悪いとなれば株は売られて、その資金が債券に向かって債券価格が上昇することになります。

まとめると、
・好況 → 株高・債券安
・不況 → 株安・債券高
と言えます。

また米国の政策金利について、
政策金利上昇 → (既存の)債券安
政策金利下落 → (既存の)債券高
となります。

政策金利が上昇すると後発の債券の方が高い利回りで発行されるため、既存の債券が売られて安くなります。政策金利が下落した際はその逆で債券価格は高くなります。

上記の好不況・政策金利に関しての債券価格の動きは一般論ですので、過去と照らし合わせてBNDの値動き等をチェックしていきたいと思います。

BNDと株価の相関

Investing.comより引用


BNDの設定された2007年4月から2019年12月までの、S&P500との価格の比較チャートです。黒線がBNDで、青線がS&P500です。

チャートの右端だけ見た場合、 BNDの約1.1倍のパフォーマンスと比べると S&P500が約2.2倍に上昇しており、株の力強さが見て取れます。

しかしその過程で、2007年の年末からS&P500は下げ始めリーマンショックを迎えました。2007年4月から2009年2月のボトムまでで約50%も大きく値を下げています。

一方BNDは2009年2月では、2007年4月と比べて約1.5%価格が上がっています。

このように、大規模な株安局面でも安定した値動きを見せている点に、BNDの魅力を感じているわけです。

ポートフォリオの中身全てが株の場合、とんでもない含み損を抱えることになりますが、BNDなど値動きの安定した債券物のETFを組み入れることで、株安局面での耐性を強めることができます。

政策金利との関係

こちらはBNDの値動きと米政策金利のチャートです。
青線がBND、赤線が米政策金利です。

米国の政策金利は2008年12月から2015年12月までずっと0.25%でした。
2015年末から上昇に転じて2018年12月に2.50%となり、2019年は再び下落に転じて2019年末には1.75%となっています。

前述の
政策金利上昇 → (既存の)債券安
政策金利下落 → (既存の)債券高
の一般論と比べると、政策金利の上昇し始めたあたりから僅かにその傾向が見られるような気がします。

また、2019年の政策金利下落時にはBNDが明確に上昇していますね。

政策金利との相関関係はあると言えるということですが、政策金利が上昇を始めた2015年12月のBND終値が80.75ドルでその後2019年末までの高値が85ドル強、安値が78ドル弱と、強烈な価格変化があるわけではありません。

債券価格に影響を及ぼす政策金利についても、神経質になる必要はないと思いました。

BNDを持つ理由

今回の記事の中で紹介していますが、BNDを持つ理由は

・株の大暴落時でも安定した価格推移でポートフォリオの耐性を高めること。
・ポートフォリオの耐性を高めながら、2%後半の配当を受け取れること。

この2点です。

BNDとS&P500の比較チャートでのS&P500の2.2倍のパフォーマンスを見ると、どうしても株のポテンシャルに賭けたい気持ちになるものです。

しかし、今後の経済状況はどうなるか誰にもわからない中で長期的に資産運用するなら、守りの投資が必要です。

高配当株ETFと比べると配当利回りは劣って見えますが、資産を守りながら2%後半の利回りがあれば十分だと思います。

利回りが3%を超えるようなら積極的に買っていきたいETFです。

このような理由から、私は守りのETFとしてBNDを活用していきます!